33歳・男性・会社員
だんだん腰まわりがやわらかくなってきました。 中学生のときに体操中の事故で腰を傷めて以来、腰の調 子はあまりよくありません。数年前に前にかがむと激痛が 走るようになり、椎間板ヘルニアと診断されました。また、 梨状筋症候群のため筋肉がかたくおしりの痛みもあります。 最近ヘルニアの痛みは治まっているのですが、カバディと いう激しい競技に出場しているためか、上体を反らしたと きの痛みや足のしびれに悩まされています。「後ろに反る と痛いタイプ」 のROM体操をやり始めてから、だんだん 腰がやわらかくなつたような気がします。いちばんよかっ たのは、どこの筋肉がかたいのかが、何となくわかるよう になってきた点で、そこを意識してストレッチで伸ばした りしています。いまもカバディの練習で腰を傷めることが ありますが、ROM体操をやると少しラクになるのであり がたいです。
55歳・男性・会社員
じんわり気持ちがいいので続けています。 20年前にぎっくり腰になって以来、腰痛とは長いつき合 いです。仕事が忙しく座りっぱなしのときはくしゃみをし ただけでぎっくり腰が再発することがあるし、いつも腰が 張っているような痛みがあります。最近はヨガで腰のこわ ばりをゆるめるほか、2週間に1度の鍼治療で痛みをなだ めています。ROM体操は、「前かがみが痛いタイプ」を 起床時や就寝前にやっていますが、ボールの固さがちょう どよく、緊張がほぐれるようでとても気持ちがいいです。 腰の痛みはまだ解消とまではいきませんが、気軽にできる ので長く続けていけそうです。
24歳・男性・水泳インストラクター
泳いだあとの腰の痛みが早くひくように。 小学校から高校まで野球をしていて、腰痛が始まったの は中学生のころ。高校のころは強く痛みが出ることもあり ました。現在は水泳のインストラクターをしていますが、 泳いだ後や清掃作業、また夕方になって疲れてくるととく に痛みがひどくなります。チェックテストはA1点、 B3点、C3点、D5点で、「後ろに反ると痛いタイプ」のR OM体操を行うことにしました。3日目から痛みが軽減し 始め、2週間目くらいから、平常時の痛みがなくなり、反 らしてもさほど痛くなくなりました。泳いだあとや、デッ キブラシなどを使う清掃のあとは痛くなるのですが、痛み が早く治まるようになり、助かっています。
58歳・女性・校正者
老化現象とあきらめていた腰痛が治りました。 10年近く前に軽いぎつくり腰をやって以来、いすから立 ち上がるときなどにグキッと痛むことが何度かありまし た。昨年、体育座りをしてお芝居を観ていたら、腰が動か ずしばらく立ち上がれなかったことがあり、それから腰の 調子が不安定に。普段ねこ背になりがちで、背中を反らせ ると気持ちいいので、「前かがみが痛いタイプ」のROM 体操をやってみました。たった1回で腰まわりのこわばり が解消され、痛みが軽くなりました。仙腸関節のロッキン グがはずれるというのはこういうことをいうのかと思いま した。その後も同じ姿勢が続くといつもは腰が痛くなつて くるのに、ROM体操のおかげで不安がなくなりました。
50代・女性
姿勢が良くなったら、おしゃれも楽しめる。 腰が痛いとおしゃれに気を遣うことが少なくなり、どうしてもパンツスタイル が多くなっていたというこの方。体に痛みを抱えていると、何事も無難にやり過 ごそうという考えにどうしてもなってしまいます。 ところが、この方もセルフケアに一生懸命取り組まれ、症状が改善。先ごろ来 院された際には、満面の笑みでこうおっしゃっていました。 「腰痛が治って姿勢がよくなつたらうれしくて。この間、久々に新作のワンピー ス買っちゃつたわ!」 またおしゃれも楽しめるようになって、本当によかったですね。
60代・女性
どうしてそんなに姿勢が良くなったの⁉と友達がびっくり。 下肢の強い痛みとしびれで来院されました。この方の姿勢は、骨盤が後傾し、 ひざが曲がり、首が前に出て背中は丸くなっているという、かなり悪い状態でし た。病院で脊柱管狭窄症と診断され、手術をすすめられているが、手術は受けた くないので当院に来られたとのことでした。 日常のお話を聞くと、立ったり歩いたりするのがつらいため、自宅で過ごすこ とが多いとのこと。最近では近所に買い物にも行かないとのことでした。ご主人 の希望としては、お孫さんを抱っこしてほしい、また2人で旅行にも行きたいと のこと。そこで、なんとかその目標に向かってがんばっていくことにしました。 とにかく歩かない生活をされていたので、まずは歩くことを重視。できるだけ 胸を張り、休み休みでよいので外を歩くことをお願いしました。 最初は「歩くのなんてつらい」とおっしゃっていたのですが、来院時に私たち スタッフが一緒に院の外を歩かせていただくことで、徐々に気持ちも前向きに。 次第にご主人と一緒に散歩を楽しんでいただけるようになりました。 もちろんセルフケアとして、テニスボールストレッチをやっていただき、体を 開いてよい姿勢をとることを心がけていただきました。そうしたところ、見た目 が以前よりも断然若々しくなり、スタイルも見違えてよくなったのです。 先日はご主人と世界遺産の白川郷に旅行され、お孫さんとも楽しい時間を過ご しているとのこと。でも、じつは一番うれしかったのは、「何をしたらそんなに 姿勢がよくなるの⁉」と熱心にお友達に聞かれたことだそうです。 見た目を褒められるのは、年を重ねてもやはりうれしいものですよね。
50代・女性
大好き犬と関わる仕事を続けらてる喜び。 仕事柄、前かがみになることが多いために姿勢が崩れ、痛みを発症してしまう 方は多くいらっしやいます。 犬のトリミングサロンのオーナーで、ベテランのトリマーであるこの女性もそ の典型でした。 犬の毛のお手入れをするため前かがみが多く、かつ、ワンちゃんの動きに合わ せた姿勢をとるため、かなり厳しい体勢になりながらの作業もしばしばでした。 そうしたところ、1年前に右の腰とお尻に痛みとしびれが出て、立てなくなっ てしまったとのこと。ひどい痛みはひいたものの、いまでも夕方になると疲労が たまってしびれが出て、立っているのがつらいとおっしゃっていました。 この方は前かがみの姿勢が多いことで仙腸関節にロッキングが起き、椎間板に かなりの負担がかかっていました。 治療では、よい姿勢ができるように背骨の一つひとつの関節を動かし、セルフ ケアとして、胸腰稚のストレッチをはじめとするテニスボールストレッチ、体操、 関節ウォーキングを実践していただきました。仕事の合間を見つけては、コツコ ツ取り組んでいただいたようです。 すると、つらい痛みとしびれの症状は3回の治療で改善。年末の一番忙しい時 期も無事に乗り越えていただくことができました。 「痛みやしびれがあると、いつか強い症状が出て仕事ができなくなるのではとい う不安が常につきまとっていました。セルフケアで克服でき、大好きな仕事も続 けられて、本当に喜んでいます」と、ご本人の言葉です。
20代・女性
姿勢を気にしなくなったら、一気にコリに悩まされるようになった。 お仕事が変わったことで、こりや痛みの症状が出てきてしまった方です。 以前はホテルのフロント業務をされ、お客様の目もあり姿勢はいつも気にして いたとのこと。ところが、事務職に転職をされ、人目もないからと姿勢を気にし なくなつたところ、一気に首こり・肩こりに悩まされるように。次第にこりは痛 みへと変わり、腕のしびれなども出てきてしまっていました。 日常生活を詳しく伺うと、職場ではパソコン作業が中心。自宅に帰ってからも、 パソコンを見たり、スマホを長時間使ったりしているとのことでした。 症状は仕事中も仕事のあとも常につらく、ひどくなると頭痛や吐き気も出てく る状態。気分もうつ気味でいらっしやいました。 その方の姿勢は、完全なるストレートネックでした。 まずは、あごを引き、肩を開いて胸を反らすという〝よい姿勢″を、体に徹底 的に覚え込ませていただくことにしました。 骨盤を立て、体重をしっかりと背骨に載せることを常に意識する。また、首が 前にいかないように枕なしで寝る、首の血行をよくするためお風呂は半身浴では なく首まで浸かることをアドバイス。さらに、同じ姿勢が続かないよう、パソコ ン作業中も「あご引き体操」を行うことを指導しました。 いまでは症状も落ち着き、腕のしびれや頭痛もなくなりました。テニスボール などのセルフケアもすっかり習慣となり、デスクワーク中も6個のテニスボール クッションを利用されています。 姿勢がよくなって気持ちも明るくなり、素敵な笑顔が戻っています。
30代・男性
座っていられない腰の痛みが1週間のテニスボールストレッチで解消! この方は来院時、問診の際に痛みで椅子に座っていることができず、立ってお 話を伺ったことを覚えています。 来院される1カ月ほど前から、坐骨神経に沿って右下肢に鋭い痛みが出現。M RIで椎間板症、神経根症と診断されていらっしやいました。ペインクリニック などに通うものの、効果はなし。藁をもつかむ思いで当院に来られました。 体のバランスを看させていただいたところ、首は前に出て、背中と腰は後ろに 曲がっている状態。まさに椎間板が圧迫されやすい姿勢をされていました。 お話をさらに伺うと、お仕事は配達業とのこと。重い荷物を持ったり長時間運 転をしたりすることが多く、案の定、仙腸関節は動きがロッキングしていました。 症状を改善するには、背骨のS字カーブを取り戻し、椎間板を圧迫しない姿勢 をつくることが何よりも重要です。そこで、院での治療のあと、ご自宅でまずは 1週間、テニスボールストレッチと、椎間板症のための体操をしっかり行っても らうことにしました。 そして、1週間後2回目の来院時には、痛みはなんと10分の1にまで軽 滅していました。姿勢もよくなり、骨盤をしっかりと立たせることができるよう になっていました。 姿勢がよくなると痛みは消える。そのことを身をもって実感していただいたこ の方は、以後、運転の際にも6個のテニスボールを背中に当て、よい姿勢を保ち ながら元気にお仕事を続けていらっしやいます。
70代・女性
姿勢が良くなったら声量が増し、単独ライブを目指すことに。 脊柱管狭窄症と診断されたジャズシンガーの方です。 数年前より足と腰に症状が出ていて、痛みに耐えながらステージに上がってい らっしゃいました。 ところが、そうするうちにだんだんと腰が曲がり、まっすぐに立つことや歩く ことすら困難に。それでもなんとか椅子に座って歌われていましたが、もう一度 立って歌いたいと強く希望され、私たちのところに来院されました。 治療と、セルフケアとしてのテニスボールストレッチ、そのほかのストレッチ に地道に取り組んでいただいたところ、だんだんと腰が伸ばせるようになってい きました。腰がよくなっていくにつれ、立っていられる時間や、歩ける距離もど んどん延びていきました。 ケアの効果が着実に表れるなか、思わぬ副産物がもたらされました。それは、 姿勢がよくなってきたことで声量が増したということです。これにはご本人が一 番驚かれていました。 「重心が後ろにいって背筋がまっすぐ伸ばせるようになると、肺がよく膨らんで 声が出やすくなったの!」と大変喜んでいらっしやいました。 その方は、来年には単独ライブをやりたいと、日々練習に励んでいらっしやい ます。 一度は立つことすら難しくなっていた方が、目標に向かって再び前向きに歩き 始めている。本当にうれしいことです。